新築、都心は高い!?ならば・・・関東都市部エリアのマンション事情を調べてみよう
東京23区の都心マンションの売れ行きが芳しくない、というニュースなどをよく目にします。タワーマンションの相続税対策も期待できず、また、高騰する都心の価格に 手も出せないのが現状です。
では他の関東都市部エリアはどうか、
調べてみました。
なお、ここで提供される情報は、私個人によるもので、所属する団体、会社、組織による意見・見解を代表・代弁するものではありません。
1.リノベーションという選択
ぼくは現在、都内にてリノベーションの物件に住んでおります。
外観は昭和!なマンションですが、中に入ると
梁はあるもののかなり、ギリギリまで天井を高くし、
照明はシーリングライトに変えており、
中に入っていると、リノベーション物件だったということを忘れます。
そういった部分では、昨今の平成のマンションにありがちな間取りではなく
古き良き昭和の間取りをアレンジした面白い物件に
巡り会う機会があるのも、リノベーションの面白さであり、良さです。
しかし、デメリットもあります。
①築年数が古いと、住宅ローン減税の対象でない場合もある。
- 築25年以内の耐火建築物、築20年以内の耐火建築物以外のもの。
- 一定の耐震基準をクリアしていること。
- 生計を一つにする親族からの購入ではないこと。
- 贈与された家ではないこと。
このような適応要件があります。
②修繕積立金などが古いマンションの場合、高い場合がある。
居住者が少なかったり、高齢者が多いと修繕積立金など高くなる場合もあります。
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2.賃貸か分譲かを考えるよりも、金利を考える
思考というのは堂堂巡りすることがあります。
ぼくも転職か、残留かとか、ああこういうことしたかったなぁとか、
ついつい癖のように思考が巡ることがあります。
もし、あなたが住む家のことで賃貸か分譲かということで
悩んでいるのであれば
そこでなく、
現在の金利水準がどんなものかを考えることをお勧めます。
関東エリアの新築マンションを見学してきました。
キッチンからリビングが一体。広いですね!
2016年1月29日、日本銀行は未だかつてない、金融緩和
マイナス金利の導入を決めました。
以来、日本の長期金利は0%台で推移しています。
これは何を意味するのか・・・。
金利はお金のレンタル料とも言えます。
この金利が低いということは、借りる側からすれば有利にはたらきます。
貸す側、金融機関からするとビジネスを圧迫することもあり、業績に
影響を与えます。
しかし、お金のレンタル料である金利を下げてでも
物価上昇、すなわち日本国民の消費を促している、いわば荒療治の
景気浮揚を狙っているわけです。
とすると、低金利が続く中、当然
住宅ローンもまた各銀行、金融機関からすると35年の顧客を獲得したいこともあり
ローンの金利もまた、一時の過熱ぶりは無くなりましたが
低水準ともいえます。
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3.都心は高い、ということで・・・関東都市部エリアを見た
写真は東京を出て、関東エリアの新築マンションの
モデルルームです。
モデルルームというのは、本当にセンスがあり
どうしたら、こんな風に暮らせるんだろう?なんて思うのですが
おそ松くんの主題歌ではありませんが
終電間際のマイホーム、空気はうまいが街へは遠い・・・なんて歌詞がありました。
そう、都心は高い!23区は高い
ならば神奈川へ千葉へ埼玉へ! 最近では群馬へ!小田原まで
行っちゃうみたいです。
いずれリニアができたら、リニアで通勤、通学する会社員、学生も出るでしょうね。
さて、こんなモデルルーム見たら、もはやここが
東京都か関東エリアの他県とか、関係はありません。
むしろ東京都内で暮らすよりも
快適かもしれません。
東京の私鉄事情を考えると
相互乗り入れはもはや、常識となっています。
東武鉄道ー東京メトロ半蔵門線ー東急田園都市線
ここまでくると、埼玉、東京、神奈川の三都物語状態。
いやいや・・・田園都市線の満員の車内は阿鼻叫喚!
東京で働くにはこの
満員解消は永遠の課題なのでしょうか。
いずれにしても沿線の拡大によって
今再び、関東都市部エリアでは都心と郊外の
二極化が進んでいます。
モデルルームのバルコニー、
洗濯物を干すことも忘れてはいけません・・・。
4.パーティルームとかフィットネス・・・いや主流はSICとWIC!
新築のマンションで、よくあるのは
共用スペースであるパーティルームやフィットネスジム、または
サウナ、ジャグジー、温泉!など付加価値をアピールしていることです。
それはそれで、特色としては面白いのですが
やはり、住まいですので注目すべきは・・・これ!
WIC・・・ウォーク・イン・クローゼット
いわゆる収納スペースです。
押入れではなく、クローゼット。
これがあるかないか、が今のマンションの価値は変わる!と言っても
良いのかな、と思います。
SIC・・・シューズ・イン・クローゼット
もう、ここにでも住んでもいい!って感じの広さですね!
スーツやコートを掛けられる頑丈なパイプ
靴や帽子、小物も置けるスペース、
収納は家の裏方ではありますが
はたらきが十分なスペースがあるかないかは、家の快適さを
変えると思います。
そして、忘れてはいけないのは、これ!
BS、地デジのアンテナです。
え、なぜ?と思う方もおられるかもしれませんが
東京の一部の地域では、BSはケーブルテレビやスカパーに
加入しないと視聴できない地域や場合もあります。
5.東京を離れ関東エリアに住まう人々
モデルルームを見に行った日、
家族連れだけでなく、一人で、または高齢のご夫婦など様々な方が
物件を見学していました。
東京は人が多すぎる、だけど仕事もしている、たまに東京にも行くなど様々な理由がある中で
ならば・・・少し距離を置いて、
物件も安く、人も多く住んでいる関東エリアに移住と
考えている人も少なくないのだな、と思いました。
都心のタワーマンションもエレベーターの乗降時間によっては
通勤時間が読めないこともあったり、地震等の影響か
今再び低層階の物件も増えているようです。
また地方のタワーマンションでは、低層階に商業施設を入れているところも
あります。
また今後もマンション事情を調べていきたいと思います。