段ボール原紙 値上げ 日本経済新聞より
たまには経済ニュースを取り上げていきます。今朝、4月4日付けの朝刊にて 見出しにようなニュースが出ておりました。
我々の生活にどのような影響があるのでしょう。
1.記事より
原料や燃料の価格上昇を受けた値上げの波が段ボールにも及んできた。
日本製紙グループは原料となる段ボール原紙の出荷価格を20%以上、引き上げる。
古紙や石炭、重油の値上がりが理由だ。
インターネット通販やモノの輸送に欠かせない段ボールの原料が値上がりすれば、様々なモノやサービスの料金に影響しそうだ。
日本東海インダストリアルペーパーサプライ(東京・千代田)が、5月21日出荷分から値上げすると決めた。
専門商社などと交渉に入る。
同社は段ボール原紙の取扱量で国内3位。他社にも動きが広がる可能性がある。
段ボール原紙は原料の約9割を古紙が占める。
日本の古紙の約2割が輸出に回るため、原紙メーカーが買う古紙の価格も輸出価格に影響されやすい。
ネット通販が好調な中国向けの増加で、輸出価格の指標となる関東製紙原料直納商工組合(東京・台東)の4月積み価格は1キロ20.5円と、前年同月比22%高い。
日本でも段ボール原紙の需要は増えている。日本製紙連合会(東京・中央)の見通しによると、2017年の国内需要は約908万トンと5年連続で前年を上回る。
値上げを段ボール箱やシートを作る会社が受け入れれば、
通販会社や食品メーカーのコスト増につながる。
段ボール製品メーカーの幹部は「食品・飲料メーカーは商品ごとに値決めをすることが多いため、値上げ交渉は手間とコストがかかる」と難色を示す。
値上げが原紙メーカーの思惑通りに進むかは不透明だ。
前回の値上げは、レンゴーが13年10月に古紙価格の上昇を背景に2割程度の値上げを打ち出し、各社が後を追った。上げ幅を圧縮して15年春までに決着していた。
2.記事のポイント
まずは色々なものが値上げしています。
特にダンボールはモノの輸送、保管に使用しますが、古紙や石炭、重油の値上がりが理由の一つです。
また段ボール原紙は原料の約9割を古紙が占めています。
日本の古紙の約2割が輸出に回るため、原紙メーカーが買う古紙の価格も輸出価格
に影響されやすいこと、ネット通販が好調な中国向けの増加も理由の一つです。
中国におけるネット通販の拡大は日本の比ではないこともここでわかります。
3 .生活への影響
写真はぼくがAmazonで注文した、プラモのニッパーが入っていたダンボールです。
たった1本のニッパーを送るためにこの大きさのダンボールで届けられたわけです。
が!現在、ヤマト運輸をはじめ物流業者にとっては、ネット通販の拡大に伴い業務が
追いつかない状態になっています。
配達するドライバーの確保、賃金の上昇のために、料金の値上げに踏み切りました。
一部の業者ではすでに行っていますが、再配達は料金を別途要する、とのように
物流においてもコスト削減や梱包も簡易なものにすることが求められます。
我々の生活において、運ばれてくるものや運ぶもの、意外にダンボールは使用され
ています。
宅配のピザ、ビールケース、梱包、Amazonなどネット通販などなど・・・
郵送料に加えて、梱包代もかかるようになることも時間の問題でしょう。
そこで、ダンボールに頼らない再利用可能なプラスチックの箱、または
顧客の前まで運んだら畳んで、業者に持って帰ってもらう専用の箱など
郵送の際に紙袋、ダンボール、封筒など選ぶシステムもできるかもしれません。
実に今後が気になります。
★回答者全員に5000円★新築マンション・新築一戸建て購入者アンケート★
2014年1月以降、首都圏・関西にて新築マンションを購入された方!
■■■■回答者全員に5000円!!■■■■