月間ブックレビュー 2 2017年2月 今月は何読んだ? やっぱり2月は早かった!
2月は早いです 日数が短いこともあり また春めいてきて、日落ちが長く感じる 個人の反省として ブログの運営の勉強に費やしてしまい 読書量が落ちている・・・
そんなひと月でした。
※このブログでは、ぼくが1ヶ月読んだ本を記録として残しています。
トップの9面画像は実際に手に取って読んだものを撮影しています。
1.まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく
イケダハヤト 著
挑戦的な題名で、もはや地方移住のパイオニアとして知らない人はいない。
ぼくは東京で消耗もしてるけど、楽しんではいるので、今のところ移住の予定はないけれど
イケハヤさんの生活には興味はある。
ただ、彼のように知名度があるから、成功し情報発信できることも地方移住には大事な要素だろう。
2.世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格
廣津留真理 著
大分県に在住の親子が塾には行かず、ハーバードに挑戦。見事に合格した体験と実践。
少し気になったのが、母と娘の二人三脚で
お父さんの姿があまり見えないこと。
しかし、上のイケハヤさんとともに必ずしも
都内にいるから、よい学校に入ることができる保証はないといえる。
3.役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀
田中慎一著
ぼくは役員どころか昇進、昇格には縁遠い。
役員になるならせいぜい、町内会の役員である。読んでみたが
役員と言ってもベンチャーやスタートアップの役員を指しているように思う。
ぼくが知っている役員の方々はさらにこれ以上の情報を集め、思索している。
著者が一般人をパンピーと呼称しているところにやや違和感。
4.ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法
トラヴィス・ソーチック 著
スポーツに詳しくないが、データを駆使して勝利の方程式を導くところに惹かれて読んでみた。日本においても野村克也氏がID野球を提唱し、データ分析によるフォームの改良や外野の位置変更など今では当たり前に思うことも、実際にはベテランの選手やコーチからの指示が得られず、苦労することもあるようで、ピッツバーグ・パイレーツも例外ではない。
クリント・ハードル監督もまた、データだけでなく選手に対して語りかけ、メールにおいては偉人の言葉を引用してメッセージを送り続けたことも勝因といえよう。
5.バブル:日本迷走の原点
永野健二 著
金融業界を志すものは一度は読んでおいたほうがよい一書。
野村證券とモルガンによる投資銀行設立構想、山一證券、破綻の真実。
誰もがこの世の春と信じてやまなかった日本の経済成長。しかし、そのピークは過ぎており、行きすぎた実態以上の株価と不動産価格が市場を形成していた。
著者はそれをユーフォリア(陶酔的熱狂)と呼んでいる。
30年経ち、今では社会のプレーヤーが変わっているが、著者は現在の経済の行く末に警鐘を鳴らす。
6.小さな会社の稼ぐ技術
栢野克己著
大企業と張り合っても中小企業は負ける。ならば中小企業にしかできない稼ぎ方と
ビジネスヒントがある。と、ランチェスターの考えをもとに著者があらゆる実体験をもとに中小企業の稼ぎ方を紹介。
決して、無理な話ではなく大企業においても、こうしたブログ運営にも役に立つ。
特にビジネスは『夢・戦・感』すなわち夢を持つ、戦略を持つ、感謝することが基本だという。
そしてある中小企業は朝4時に起き、毎日YouTubeで動画を配信、そこには羞恥心を捨て、必死に会社をアピールする姿が映るわけだが、いつの間にか家族の動画などの話題も増えて、親近感が湧き、ユーザーと共に収益が増えたという。
またある企業は必ず手書きのハガキなどでお客さんにメッセージを送る。無理に仕事や地域を広げないことが成功の要因とも言っている。
7.NHKテレビテキストこだわり人物伝 藤子・F・不二雄/安藤百福
NHK出版
ブログでドラえもんを紹介するにあたり、藤子・F・不二雄先生のことを勉強するために読んでみた。もともとこの本はNHKのテキストで7年前のものである。
同時に日清チキンラーメン生みの親である、安藤百福さんも紹介されている。
47歳で信用金庫の理事長から一文無しになり、そこから奮起してチキンラーメンを発明したのは有名な話。
自分にとっては勇気の出る一書。
8.家電を修理する本
杉嵜 晃一 監修
12年前の本であるが、図解もあり分かりやすく家電の修理を紹介。
ただモノによっては個人で修理するのは事故を招く場合もあるので、やっぱり買い換えかメーカーに修理を依頼するのが安全。
掃除機、炊飯器、DVDプレーヤー、カメラなど。ちょっと直す自信がないな笑
9.米中もし戦わば 戦争の地政学
ピーター ナヴァロ著
トランプ政権と中国。超大国と新興国とはいえない大国との攻防。
著者は章ごとに問題形式で、読者に両国の軍事力を問いかけ、理解を示させる。
その中で分かるのが、いかに21世紀となれども、やはり海運を制すことが、
経済封鎖にもなる。
シーパワーを制することが海上戦略の父と言われたマハンの考えは今も海上防衛の基底にあることが分かる。
また実際の中国の核保有数も実際は不透明であることが不安。
手元に置きながら、読み返すと発見がありそうな本。
まとめ
①まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく
②世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格
④ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法