恵方巻 今年の方角は 北北西に進路を取れ!
今さら聞けない 恵方巻とは何か
恵方巻の広告やチラシをよく見かけます。またコンビニに行くとレジ前にも注文を受けてます!というポップや広告を目にしますね。
さてまもなく2月。
2月といえば、節分、バレンタイン、ぼくの誕生月です!
この恵方巻はもともと節分に食べると縁起が良いとされており
巻き寿司や太巻きを食べることから始まったと言われています。
一説では関西、大阪を中心に食べる習慣が始まったそうです。
関西では確かによく食べていますが、関東ではコンビニで広告を見て知った方もいるでしょう。
なぜ太巻きなのか、なぜ方角を決めて食べるのか!?
願いを叶えるために七つの具材を巻くのは、七つの福の神を巻く
話さずに食べるのは福が逃げないように
太巻きを切らずに食べるのは縁を切らない、そのようないわれがあるようです。
そして大事なのは
方角
神がいる方向に向かって食べる。しかもその方向は毎年変わります。
今年の方角は北北西です。来年以降は下記リンクをご参考ください。
北北西といえば、あの映画
さて、話は変わります。
方角の中で北北西、これはどこを指すのでしょうか。
日本から見た北北西はイタリア、ローマだそうです。
ぼくはこの北北西と聞くと、名作と言われて名高いアルフレッド・ヒッチコック監督の
映画『北北西に進路を取れ』を思い浮かべます。
アルフレッド・ヒッチコック
ヒッチコック監督は1980年にすでにお亡くなりになっていますが、イギリス出身で数々のサスペンス映画を世に送り出しており、タイトルや音楽を聴くと「あ!あれか」と思う方もおられると思います。
CGもない時代の映画、しかし映像表現など独自の技術や演出を確立し、現在に至るまでの映画の発展に寄与したことは間違いないと思います。
代表作は『鳥』『サイコ』『知りすぎた男』など
演出の大きな特徴は”カメオ出演”、つまり自身も監督する作品の中に必ず登場する。
ファンの中では、その出演場面を探すのが楽しみだとか。
ただし観客が作品に集中できないと困るため、なるべく冒頭や映画の内容に関わらないように配慮したそうです。
映画『北北西に進路を取れ』について
ヒッチコックの監督作品で有名なのものはいくつもありますが、その中でも
1959年に製作、公開された『北北西に進路を取れ』は名作と言われています。
上映時間が136分と長く感じるかもしれませんが、テンポも良く、冒険あり、スリルありと今、観ても楽しめる作品です。
ぼくは中学生の頃に初めて観ました。そのあと数年前に『午前十時の映画祭』にて映画館で鑑賞。その後、手元に置いておきたくてBlu-rayを購入しました。
内容は
主演は往年の名優、ケーリー・グラント。彼が演じるロジャー・ソーンヒルが
犯罪集団に偶然にもスパイに間違えられるところから話は始まります。
どれだけ誤解と言っても犯罪集団は信じず、ついにはロジャーは殺人者の汚名も着せられます。
誤解を解くためにも、間違えれたスパイを見つけようと決意。列車でアメリカ・シカゴへ向かいます。
そして敵か味方か分からない謎の美女の登場。
シカゴ・トウモロコシ畑での姿を見せないプロペラ機に襲われる。
そしてラストはラシュモア山での危機一髪の追跡劇!!
現在のCG技術やワイヤーアクションとは違う、しかしながら古さを感じさせないストーリー展開とどんでん返しは、サスペンス映画の基礎を作った作品と言えるでしょう。
果たして主人公ロジャーが間違えれたスパイの正体は?
カメオ出演するヒッチコック監督はいつ、どこで登場するのか?
音楽もオーケストラを使い、ダイナミックです。
劇中の逃亡劇ですが寝台列車での謎の美女との出会いや車窓の風景など
映像も実験的かつ美しいです。
ぜひ観ていただきたい作品です。
恵方巻からのまさかの映画紹介でした。
下記、ウィキペディアには作品の詳細が書かれています。ご参考ください。
■DVD版『北北西に進路を取れ』
■恵方巻 今年の方角は 北北西 です